会社からTOEICやれって言われているけど、TOEICってどの位勉強しなきゃいけないの?
毎日忙しいビジネスマン、仕事するだけで一日終わるのにTOEICの勉強なんて大変ですよね。
TOEICを勉強する時に、目標スコアに必要な学習時間の目安を知る事は重要です。
なぜなら目安が分からないと闇雲に勉強をする事になるので、モチベーションが続かない可能性があります。

TOEICは勉強しても目標スコアが取れない事が多いんですよ。なのでモチベーションが切れやすいんですよね。
一生懸命勉強したのに目標スコアが取れずに落ち込んでTOEIC自体を辞めてしまう、そんなの勿体ないですよね。
- 22歳で初受験、初めての点数は340点
- 25歳で500点突破
- 29歳で700点突破
- 32歳で755点取得
*コロナの影響で現在は受験していない
僕は700点突破するのに8年かかりました。
但しあまり集中して勉強しておらず、たまに受験している程度なので参考にならないですね。
(そのためそれぞれの点数の期間が空いている)
本記事では、次の要素を解説しています。
- 現在保有している点数から目標スコアまでどの位の時間が掛かるか、表で解説
- 各スコアごと、どの程度の英語力が必要か解説
- ビジネスでどの位の英語力が求められるか、具体的なTOEICのスコアを用いて解説
この記事を読めば、TOEIC勉強の時間管理と目標設定が明確になります。
また必要な英語力も明確になるので、勉強の効率化が図れモチベーションが継続できるようになります。
では早速解説していきます。
現在保有しているスコアから各スコアへの到達時間


こちらの表が保有スコアから目標スコアへ到達するために必要な概算時間です。
目標スコア→ 現スコア↓ | 450点 | 550点 | 650点 | 750点 | 850点 | 950点 |
---|---|---|---|---|---|---|
350点 | 225 時間 | 450 時間 | 700 時間 | 950 時間 | 1225 時間 | 1550 時間 |
450点 | – | 225 時間 | 450 時間 | 700 時間 | 950 時間 | 1300 時間 |
550点 | – | – | 225 時間 | 450 時間 | 725 時間 | 1050 時間 |
650点 | – | – | – | 225 時間 | 500 時間 | 850 時間 |
750点 | – | – | – | – | 275 時間 | 600 時間 |
850点 | – | – | – | – | – | 325 時間 |
縦軸が保有スコア、横軸が目標スコアを示しています。
350点の人が950点を取得するには、なんと1550時間かかるそうです!
- 1日1時間勉強
- 1時間 x 365日 x 4.3年 = 1570時間
4年半くらい掛かるという事になります、先が長いですね…。
これを見てしまうと、「あーもう無理、辞めよう」となってしましますが、ご安心ください。



僕は755点ですが、流暢に話せています。
900点取得する時間があるなら、英語以外のスキルアップに時間を割きたいですね。
900点台でも話すのが苦手という人もいます。本当にビジネスで必要なのは、仕事で結果を出すための生の英語です。
生の英語は仕事で触れ合って少しずつ伸ばしていきましょう。
話しをTOEICに戻して、次にTOEICスコア別で必要な英語力を解説します。
TOEICスコア別、どの位の英語力が身につくか


TOEICのスコア別でどの位の英語力が必要か、一般論ではありますが何を勉強したらよいかの目安になります。
400点未満
- 基礎力が不足している状態
- 英会話も読み書きも拙く、意思疎通を図ること自体困難
- 資格としての有効性がない
- 英検3〜5級程度
400点未満は基本的な英語の知識が足りていない状態です。
TOEICの勉強やリスニングの勉強を始める前に、まずは中学英語からおさらいしましょう。
▼中学英語が実践でも使える理由を、こちらの記事で解説しています。
400~495点
- カタコトで少し会話が出来る
- まだ基礎力は低く、意思疎通が限定的
- 資格としての有効性はない
- 英検準2級程度
400~495点は基礎力が少しある状態ですが、リスニングはまだ厳しいです。
リスニングの学習をする前に、なぜリスニングが出来ないのか理由を押さえましょう。
理由を知った上で学習するのと、知らないで学習するのでは、知っている方が効率が断然良いです。
▼こちらの記事でリスニングができない人の特徴を解説しています。
500~595点
- 基礎力があり、少々長い文章も理解出来る
- 簡単な話であれば会話可能
- 履歴書に書いてもマイナスにならないがアピールにはならない
- 英検2級程度
500~595点は少しずつリスニングも聞き取れるようになっています。
更に上の点数を目指すためには、効果的なリスニング術が必要です。
▼全文聞かなくても理解可能な、効果的なリスニング法をこちらの記事で解説しています。
600~695点
- 英会話である程度長文が理解でき、ある程度意見を伝えることも可能
- つまりある程度の英語の意思疎通が可能になる
- 難解な文章の理解は難しい
- 資格として多少アピールが出来るようになる
(キャビンアテンダントやホテルスタッフの採用条件になることが多い) - 英検2級程度
700~795点
- 短文も長文もある程度細部まで理解する事が可能に
- 読み書きも同様だが、文法的な細かい誤りが残っている状態
- 履歴書に記載し十分アピール出来るレベル
- 上場企業の海外部門、外資系である程度期待される
800~895点
- 英語を活かして仕事が出来る段階
- 短文も長文も細部まで聞き取る事ができ、様々な要求に適切に応対ができるようになる
- 外資系のほとんどの部門でアピールできるレベル
900~990点
- 高度な英語スキルを有し、どんな話題においても語彙力等の不足がない
- 読み間違え・聞き間違えがほぼなく、業務上で困る事がない
- どの企業でも問題なくアピールが出来る
最初に記載した通り一般論なので、実際はこの限りでない事もあります。
ちなみに僕の場合は、
- リスニング:425点
- リーディング:330点
リーディングが苦手ですが、リスニングが得意なので755点取得できました。



リスニング・スピーキングが得意なので、このスコアでもほとんどの場面で流暢に英語を話せています。
注意したいのは、必ずしもTOEICのスコアが高い = 英語が流暢に使いこなせる、にはならない事です。
TOEICのスコアにばかり気をとられるのも危険という事ですね。
では実際に仕事でどの位のスコアを目指したら良いか、解説していきます。
これを読めば目指すべきスコアが明確になります。
どのくらいのスコアを目指すべきか


各スコア別で必要な英語力は分かったけど、仕事で必要なスコアって何点くらい目指せばいいの?
解説するにあたり、仕事をする状況において2つのケースが考えられます。
- 現在勤めている会社で英語を使って更に結果を出したい
- 英語でステップアップを目指して転職したい
これら2つについてそれぞれ解説します。
❶ 現在勤めている会社で英語を使って更に結果を出したい
結論から言うと、600〜650点あれば十分です。
この記事を読んでいるあなたは、すでに英語がなくても会社に価値貢献をしているはず。
英語ができればそこにプラスαの価値が提供できるんです!
上記で解説した通り、600〜650点でもある程度、英語で意思疎通ができます。
英語力が足りない部分は、すでにある仕事の知識・経験でカバーできるので、この英語力があれば十分戦力になれます!



600点でも高いよ!
と思う方は、少しずつスコアを高めていけばOKですよ。
僕も最初は340点からスタートして、現保有の755点まで10年掛かっています。
500点を取得するのに3年掛かっていますし、それでも仕事で英語をバリバリ使っていました。
❷ 英語でステップアップを目指して転職したい
転職で英語を使ってステップアップする場合は、英語ができるという点をアピールする必要があります。
そのアピールする武器がTOEICのスコアとなります。
一般的には700点以上、職種によっては800点以上を要求されるときもあります。



英語を戦力に募集をかけている求人で、700点代はよく見ますね。
700点を取得するのは忙しいビジネスマンは中々難しいので、こちらも少しずつ点数を上げていきましょう。
また並行して業務でも英語を使い、生の英語力を培うのも必要です。
「TOEICのスコアは高いけど話すのは苦手」という人も結構多く、その場合は入社後苦労します。
なぜなら高いスコアによって「英語ができる」という印象だけが独り歩きしてしまい、いざ実践で英語が使えないとがっかりされてしまうからです。
個人的な見解ですが、まずは生の英語力を実践で培いTOEICはそれを証明する資格、というスタンスが理想だと考えます。
▼ 生の英語習得にはオンライン英会話がおすすめ ▼


まとめ


最後にまとめです!
- 350点〜450点がスタートラインだと750点までおおよそ1000時間
- 社内で貢献したければ600〜650点を目指そう
- 転職では700~800点が必要
繰り返しになりますが、英語は習得まで時間が掛かります。一般的に1000時間必要と言われています。
しかし日常何かしらで使用する環境があれば、それは勉強した時間にカウント出来ます。
一番効率が良いのは、毎日8時間拘束される仕事上で使う事です。
僕はこのタイプで、TOEICは置いておいて、英語習得まで比較的早く到達できたと思います。
もし業務上で使う機会がなければ、英語が使える部署に異動するか、いっそのこと英語ができなくても外資系に飛び込むのも手です。
人間、やらざるおえない環境になった方が、やる気が起きる可能性があります。
このブログが皆さんの英語学習のモチベーションになれば幸いです。
★最後までお付き合い頂きありがとうございました★



