外資系は、仕事がハードだとよく言われます。確かに仕事の結果を重視するので、ハードだと思われがちです。
ハードと言葉で聞くと厳しそうに思えますが、実際に、どのくらいの時間働くかイメージ湧きますか?特に、残業時間がどのくらいか気になりますよね。
- 15年で3社の外資に勤務
- 毎日ほぼ定時上がり、でも結果は出す
- 年間で10億円以上の売上を立て、社長賞受賞
僕の経験を踏まえ、外資ではどのくらい残業をするかお答えします。また、残業を減らすコツも合わせて紹介するので、ご期待ください。
最初に結論ですが、外資の残業時間は日系と差はあまりありません。外資だから特別残業が多いということもありません。
残業時間は、業界や職種によって様々です。例えば、コンサル業界やエンジニアなどは100時間以上もあり得ます。しかし、大体は20〜30時間が一般的な残業時間です。
また、日系と外資系で残業の捉え方が違います。日系は長時間残業を美徳と捉え、外資では能力がないため長時間働くと判断されます。
本記事は、「仕事の不満を外資転職で解消」を目的としたブログ、ガイシノススメから配信しております。
では、詳細解説していきます。
外資の残業の実態
すでに解説したとおり、外資の残業時間は日系と遜色ありません。月におおよそ20〜30時間です。しかし、下記に該当すると残業時間は伸びる傾向にあります。
- 残業が必要な業界・職種
- 海外の時差に合わせる会議
- 結果が出ていない
一つずつ解説していきます。
残業が必要な業界・職種
残業が多い業界や職種は、日系・外資系関係なく存在します。
例えば、
- コンサル業界
- 営業
- エンジニア
理由は、時間をかければ結果が伴う訳ではないからです。
コンサルは激務で時間が足りない、営業はお客さんに振り回される、エンジニアはアイディアが出るか次第、結果が時間で測れないんですよね。
その場合、残業時間は長くなりますし、会社によっては何十時間分までしか残業代を払わない、「みなし残業」にするところもあります。
逆に言うと、残業したくない場合は忙しい業界や職種に就かないことが一番です。
海外の時差に合わせる会議
外資系では様々な国の人と仕事をします。そのため、場合によっては相手の時差に合わせる必要があります。
辛いのは特にヨーロッパとアメリカ。日本とは昼夜逆転するので、彼らの時間に合わせると夜遅くか朝早くになるでしょう。なので、ヨーロッパ・アメリカ圏の人たちと仕事することが多いと、残業時間が増えます。
一方で、アジア圏の人たちなら時差はそこまで違いはありません。アジア圏の人たちと働ける職場であれば、残業が伸びずに済みます。
結果が出ていない
外資では結果が重要視されます。全てのベースは結果です。そのため、所定労働時間で結果が出なければ、残業をする必要があります。
次の章で説明しますが、結果が出ない場合の長時間残業は注意が必要です。結果が伴わず残業を長期間行うと、能力がないとみなされ、クビになる可能性もあります。
自分ができる仕事、または適正のある仕事に就くことが重要です。
外資と日系の残業に対する考え方の違い
外資の残業の実態を解説しました。恐らく、実態は日系と変わらないと感じたでしょう。
しかし一点注意すべき点があります。それは、日系と外資で残業の捉え方が違うということです。捉え方を理解せずに残業をすると、後々大変なことになる可能性があるので解説します。
日系の残業の捉え方
まずは日系の残業の捉え方です。
日系では仕事に対する姿勢が評価されやすいです。その一つが長時間労働。
一生懸命頑張っている姿は、日系だと会社に貢献していると思われますよね。頑張って毎日早く帰ると、「暇なのか?」と思われやすいです。一方で、長時間働くと、「一生懸命頑張っているな」と一目置かれます。
僕個人としては、変な感じに思えますが、これが実態ですよね。
外資系の残業の捉え方
外資系の残業の捉え方は、仕事が終わらなかった場合の一時的な措置です。終わらないから仕方なく残業するだけで、残業する姿勢は評価に値しません。
特に紹介する3つが主な残業の捉え方です。
能力がないから残業が多いとみなされる
能力が高い人は、時間内に仕事を終わらせます。一方で、能力が低い人は残業をしないと仕事が終わりません。
もちろん、一時的に仕事の負荷が上がって残業をするケースもありますが、能力がない人は年中一定の時間残業をしています。
継続的な長時間残業は上司の評価が下がる
残業時間が多いと上司の管理の手間が増えます。理由は、継続的な残業は問題と捉えられるからです。
与えた仕事量が多いのか?なぜ能力が足りないのか?どうしたら改善できるか?上司は悩むでしょう。
改善できればいいです。しかし、改善できなければ、上司は困ってしまい評価をさげざるを得ないでしょう。
時間内に結果を出すのが外資では普通
外資が一番厳しいのは、結果を時間内に出す必要があることです。
外資の雇用は、「与えた仕事をこなせる人材」が前提にあります。「仕事がこなせる」というのは「時間内に結果を出す」ということです。出来ないなら代わりを探した上で、クビ・リストラという形で会社を去ってもらいます。
これら3つの捉え方を総括すると、外資は残業をよく思わないということです。
日系で勤めているのと残業の感覚が違うので、要注意です。
外資は残業が減らしやすい
「外資でも残業するのか、やだなぁ…。」そう思っているあなたに朗報です。
外資は日系に比べて残業が減らしやすいです。理由は3つあります。
- 自分で時間をコントロールする文化だから
- 時間は評価に入らず結果が全てだから
- 年齢に依存せず能力に依存するから
自分で時間をコントロールする文化だから
繰り返しですが、外資では結果が最重要です。
結果以外の、例えば仕事の進め方などは個人の裁量に任されていて、時間も裁量が任されています。そのため、残業するしないも個人の自由です。
残業を自分でコントロールできるため、仕事の仕方を工夫すれば、残業を減らすことが可能です。
時間は評価に入らず結果が全てだから
自分で時間がコントロールできるため、残業事態は評価対象外です。自分でコントロールできる分、コントロールして早く終わらす方が評価になります。
長時間残業は時間がもったいないし、体も疲れてしまいます。そのため、結果を出してすぐ帰れるよう努めましょう。
年齢に依存せず能力に依存するから
結果は能力で決まります。そして能力に年齢は関係ありません。年齢で有利なのは経験値だけです。
経験値が高いほど結果は出しやすいので、結果的に年齢が高いと結果が出てるだけです。しかし能力は年齢に関係なく、若くても優秀な人はいくらでもいます。
日系では若い人はよく残業漬けにされますが、外資では結果が伴えば残業せずに済みます。
なので能力を高めるのが大事です。なお、能力は教育を通じてレベルアップが可能です。
残業を減らす具体的な方法
外資が減らしやすいのが分かったところで、残業を減らす具体的な方法を3つ紹介します。
- 計画を立て計画通りに実行する
- 事前に先読みして準備する
- 業務を仕組化する
計画を立て計画通りに実行する
まず一つ目のコツは、自分の仕事をしっかり計画することです。実際、計画はみなさんやってるんじゃないですかね?
大事なことは、立てた計画を遵守することです。
よくあるのが、他の仕事が舞い込んで計画通りに進まないときです。そういった外的要因で計画が実行されず、時間内に仕事が終わらないという事態がよくあります。
計画通り実行できるよう、日頃から考えて取り組みましょう。
事前に先読みして準備する
説明したとおり、予想外の仕事が舞い込むなど外的要因で、計画通り実行できないことがありますよね。
計画通りに進めるコツは、イレギュラーな外的要因を事前に想定することです。事前に想定し計画に組み込んでおけば、イレギュラーはイレギュラーではなくなります。
とは言っても難しく感じるでしょう。
例えば、「2時間をイレギュラーな時間で割くと仮定しよう」そんなレベルで大丈夫です。
業務を仕組化する
最後に業務の仕組化です。
仕組化の第一歩は、日頃の業務を見直すことから始まります。もしかしたら自分が手を動かさなくても、仕組化によって効率的に改善できるかもしれません。
例えば、たくさんの関係者とのコミュニケーションで右往左往してしまうなら、定例会議を設定するのはどうでしょうか。そうすれば、一度で全関係者がそれぞれ話をしてくれるので手間の削減に繋がります。
もしくは、作業で時間がかかるなら、RPAなどのオートメーションを使って作業の自動化をするのも一つのアイディアです。
外資は効率化も重視します。
残業を減らしたければ外資転職がおすすめ!
残業を減らしたいなら、外資系がおすすめ。理由は、今まで述べた通りです。
外資なら、残業がコントロールできないコントロールできるへ変えられます。残業だけでなく、仕事の仕方から何から自分でコントロールできますよ。
今の環境を変えたいなら、外資転職を始めましょう。転職活動だけならリスクはありません。向いてないと思ったら、転職しなければいいだけなんで。
転職活動の第一歩は、転職エージェントへの登録。外資転職なら外資に強いエージェントがおすすめです。
▼こちらの記事で、外資に特化したエージェントを紹介しています。ぜひご覧ください。
≫ 筆者も転職成功した外資でマストな転職エージェント3選
まとめ
ここまで読んで頂きありがとうございました!最後にまとめです。
外資の残業の実態
- コンサル業界、営業、エンジニアなどは残業が多い
- 海外の時差に合わせる会議があると残業がある
- 結果が出ていないと残業しないとならない
外資と日系の残業に対する考え方の違い
- 日系では、残業を長時間労働の美徳として捉える
- 外資系では、能力がないためにする一時的な労働、継続的に続くと上司からの評価が落ちる
外資は残業が減らしやすい
- 時間を自分でコントロールする文化だから
- 時間は評価に入らず、結果が全てだから
- 年齢に依存せず能力に依存するから
残業を減らす具体的な方法
- 計画を立て計画通りに実行する
- 事前に先読みして準備する
- 業務を仕組化する
★次回の記事をお楽しみに★