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【外資系】試用期間でクビになり無職、次の外資系で成功した筆者の実話

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本記事では、筆者の外資転職失敗談(クビ)と成功談の両方を掲載しています。

僕は初めての転職で、試用期間3ヶ月にしてクビになりました。

転職にはリスクが付きもので、約25%は失敗すると言われています。特に外資となると、日系企業に比べ離職率が高く、失敗しやすい傾向です。

記事の信頼性
  • 28歳で初めての転職、大手外資に入社
  • 異業種、異職種で未経験なのに奇跡の採用
  • しかし入社後、説明を受けた業務内容とギャップを感じる
  • 思っていた仕事と違い、結果が出せず試用期間3ヶ月でクビ
  • その後半年、無職生活をおくる

本記事を読んでいるあなたは、これから外資に転職を考えていることでしょう。実際に転職を失敗・成功した人の体験は、あなたの転職活動に役立つはずです。

最初にクビになった理由ですが、自分の「やりたいこと」だけ追い求め転職したためです。なぜなら「やりたいこと」=「できる仕事」とは必ずしもならないためです。

現在の3社目は7年勤めていますが、社長賞を受賞し高い評価をいただいています。

成功できた理由は、「できること」を重視して即戦力で働ける会社をじっくり探したからです。

僕の外資転職の失敗談と成功体験を詳細に解説していきます。

記事を最後まで読めば、成功する転職に一歩近づけるので、ぜひご期待ください。

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初めに|転職に失敗する人の傾向

転職に失敗する人の傾向

初めに転職に失敗する人の特徴を紹介します。

紹介する特徴と、その後説明する筆者のクビ体験談を知れば、転職で失敗する理由が深く理解できます。

転職に失敗する人の傾向
「やりたいこと」を優先しすぎて、自分の適正を考慮せず入社した
社風を確認せず、理想だけ描いて入社した
転職自体、前職から逃げたい気持ちで行動した
熱意だけで、本当に仕事ができる具体性を無しに入社した
転職後のイメージを描かず入社した
転職に失敗する人の傾向

他にもありますが、上記が失敗する人の傾向で特に多い項目です。簡単に言ってしまうと、「具体性」と「情報収集」が足りないパターンと結論付けられます。

「具体性」とは、転職先が自分の適正に合っているか、など具体的に転職先で活躍できる目星が付いてるか、という事です。

「情報収集」とは、離職率や社風など、転職先にまつわる情報を収集できてるかという意味です。

では次に、実際に筆者がどのようにして転職先の外資系をクビになったのか解説します。

筆者が外資に転職してクビになるまでの経緯

クビになるまでの経緯

僕が転職を決意して転職活動を初めた理由と、クビになるまでの経緯を説明します。

クビまでの大まかな流れ
  • 1社目に思うような評価がされず転職を決意
  • 順風満帆な転職活動で、すぐ内定を受諾
  • 入社前・後のギャップで結果がだせずクビ

それぞれ詳しく解説していきます。

転職までの経緯

1社目は評価されず先行きが不透明だったことから、転職を決意したのがスタートです。

当時は事業の採算分析開発日程の管理をしており、2つのキャリアを持っていました。

  • 採算分析(財務諸表を作成・上層部とレビュー)
    財務系のキャリア
  • 開発日程の管理(プロジェクトの日程管理)
    プロジェクマネージメントのキャリア

それぞれ知識レベルは浅かったため、どちらかのキャリアの専門性を高めたいと考えました。そのとき選んだのが、財務系のキャリアです。

理由は、財務系の仕事はいつの時代も無くならない安定した職業、だと考えたからです。しかし当時の僕は、簿記などの資格は一切持っておらず、業務で得た表面上の知識を有しているだけでした。

ちょっと話がそれますが、一般的に転職を考える理由はこちらの表となります。

キャリアアップが1位ですね。

転職の動機ランキング
一般的な転職の動機ランキング

僕も、キャリアアップと将来性への不満で転職活動を開始したので、きっかけは一般的なものでした。

初めての転職活動

転職活動は、正直順調でした。

28歳と若かったこと、また転職市場が追い風だったため、面接を受ければ次の選考に進めるという状況でした。

始めて1ヶ月半くらいで、1社から内定をもらいました

ただ「面接した上司となる人と合わなそうだなぁ」と感じ、内定を見送る方向で考えることに。業界も業務内容も未経験だったので不安もあったんです。

しかし先方からの熱烈なオファーをいただき、未経験でも入社後しっかり教育を行う、という条件もあり入社を決意しました。

この時点で冷静さを失っていたと思います。1社目に在籍しながらの転職活動でとても忙しく、早く終わらせたいという気持ちもあったんです。

そうして内定を受諾し、拭い去れない不安とともに入社に進むことに。

クビになるまでの3ヶ月

入社後には事務作業の効率化や改善活動を期待している、と説明され入社しました。

特に、紙仕事が多い職場で効率化を進めたいとの意向です。しかし、改善するには実際に事務作業を知る必要があります。

そのため「最初に少しだけ事務作業やってもらうけど、未経験なので入社後しっかり教育する」と説明されました。

実際担当した事務作業
  • 各顧客からの紙の売掛金伝票をPCに一つずつ手入力
  • 請求月に請求書を印刷、一つずつ丁寧に封筒に入れ郵送
  • 各顧客ごとルールがあるため、一軒ずつルールを覚え対応が必要

しかし、入社後はずっと事務作業ばかりで、効率化や改善活動は一切ない。また、教育なんてほぼなく放置状態でした。

3ヶ月たったころ、突然上司から会議室に呼ばれ、

この3ヶ月間いったい何をやっていたんだ?!全く仕事が前に進んでないじゃないか!」と怒鳴られることに。

そこから、毎日会議室に缶詰にされ怒鳴られる日々が始まりました。

結局、3ヶ月たったころに人事からも辞めてほしい、と通達され、自己都合扱いで退社することに。

これが転職を決意してから、クビになるまでの経緯となります。

クビになった理由と考察

理由と考察

クビになってからずいぶん落ち込みました。

しかし、落ち込んでも仕事は見つからないので、次につなげるために振り返りと改善策を考察をする必要があります。

考察してたどり着いた結論はこれらでした。

失敗した理由3選
  • 転職を始めてから、内定・入社までのペースが早すぎた
  • 異業種・異職種へ無謀なチャレンジした
  • 離職率が異様に高かった会社だったことを、事前に確認できていなかった

それぞれ詳しく説明します。

ペースが早すぎた

クビになった2社目は、転職活動で一番初めに書類選考が通った会社です。

トントン拍子に選考が進み、入社後をしっかりイメージせず内定を決めました。

仕事しながらの転職活動は大変で、早く決めて楽になりたい気持ちが強かったと思います。

トントン拍子に進んだことで舞い上がり冷静になれず、そのままのノリで内定を決めてしまうのは結構あるそうです。

しかし楽な方へ流されてはいけません。

大変だとしても人生の大事な節目、常に冷静さを保ち、客観的に入社後のイメージを深める必要があります。

そしてイメージと自分が進みたいキャリアに少しでもギャップがあれば、妥協してはいけません。

異業種・異職種へ無謀なチャレンジした

僕は2社目で財務系に進みましたが、簿記の資格はなく、1社目では財務をちょっとかじった程度でした。

もちろん中途半端だったからこそ、スペシャリストになりたいという気持ちがあったわけです。しかし、異業種・異職種へのチャレンジは失敗する確率が高いんですよ。

よほど未経験を理解してくれる会社でない限り失敗するそうです。なかなか理解のある会社はありません。

なぜなら転職のほとんどは、即戦力を募集しているので、短期間で結果を出してほしいからです。

外資ならなおさら。

大事なことは「やりたいこと」=「できること」に必ずしもならないということです。仕事で「やりたいこと」と「できること」がマッチしないと、生き残れないでしょう。

もちろん人生一度しかないので、リスクを取ってどうしても追い求めたいものがあるなら追い求めるべきです。

リスクを取ってでも追い求めたいものがあるのは、とても素晴らしいことですから。

しかし一般の社会人として成功したいのであれば、できることを重視したほうが成功しやすいです。

なぜなら僕は在籍している3社目の会社で、できることをベースに転職し活躍しており、社長賞も受賞しました。

この通りできることを極めるのは、成功するのに一番の近道なんです。

離職率が異様に高かった

入社して知ったのは、離職率が50%の会社だったということです。

転職エージェントからは転職活動中に一切説明がありませんでした。

何も言われなかったので、気にすることもなく入社しましたが、入社後に知り驚きました。

そして結局自分も、その50%に入ってしまうという…。トントン拍子で進んだからこそ冷静さを欠いてたのです。

そもそも離職率は転職活動で非常に重要なので、転職活動中に知らないといけないと、反省しました。

クビになったあとの地獄の生活

クビの後の地獄の日々

一言でいうと、クビになったあと地獄のような日々でした。

  • 毎日やることがない、誰からも必要とされない
  • 収入がないので貯金がなくなっていく
  • 次の転職先が見つからない

毎日やることがない、誰からも必要とされない

まず仕事がないと毎日やることがないです。

「自由になった」と気が楽だったのも最初の一週間だけ、それ以降は誰にも必要とされない事実に打ちのめされました。

友人は毎日遅くまで働いているのに、自分は何もすることがない、とても引け目を感じて生きた心地がしなかったです。

収入がないので貯金がなくなっていく

仕事がないのでもちろん収入はなく、貯金を切り崩す日々でした。

どんどん通帳のお金がなくなっていく恐怖…。

食べるものも極力お金を使わないよう気を使い、移動するにも電車に乗れませんでした。

友人との予定もお金が必要なので、お金が気になってしまい満足に満喫できなくなります。

次の転職先が見つからない

次の仕事を早く決めないと、と転職活動をしましたが、なかなか決まりませんでした。

理由は、2社目を3ヶ月で辞めたことが印象が悪く、書類選考で落とされてしまうからです。

なんとか面接までいっても、面接で「なぜ前職を3ヶ月でやめたのか?」という質問がきます

仕事ができなくてやめました、とそのまま答えるのも印象がよくないので理由を考えました。しかし、何をいっても言い訳っぽくなり難しかったです。

なかには、面接時に転職回数が多いことに説教された会社もあり、涙しそうになったこともあります。

印象のよい経歴と印象の悪い経歴でこんなに面接の対応が違うのかと、とても落ち込みました。

クビから次の外資に転職成功できた戦略

転職成功した戦略

おさらいですが、2社目が失敗した理由はこちらでした。

失敗した理由3選
  • 転職開始から内定、入社までのペースが早すぎた
  • 業務内容をしっかり理解せず異業種・異職種にチャレンジした
  • 離職率が異様に高かった会社だということを、事前に確認できていなかった

この失敗から学びを得て、3つのポイントをスローガンに転職活動を再開しました。

  • 時間をかけてもいいから、妥協しない
  • やりたいことではなく、できる仕事を選ぶ
  • 知識や適正がある、即戦力で働ける環境を選ぶ

失敗の理由は端的にいうと「焦って自分に合わない業種・職種に内定を決めてしまった」でした。

そのため次は「即戦力で活躍できる適正がある会社をじっくり探す」を目標に活動。結果的には今在籍している会社が、目標にあった会社でした。

無職という自由時間が多い中活動しても半年かかりましたね…。現職場に辿り着くまでに130社応募し、内定は2社という厳しい現実でした。

当時は毎日必死で辛かったですが、この戦略が功を制し、希望どおり外資系企業への転職。

今年で勤めて7年、この戦略は確かだったと実感しています。

外資の転職で失敗しやすい人の特徴5選

転職失敗する人の特徴5選

ここまでで僕が2社目をクビになった体験談を紹介しました。

僕の体験は一例なので、一般的に外資転職で失敗しやすい人の特徴について調べました。

参考にしてください。

外資の転職に失敗しやすい人の特徴5選
  • 競争が苦手
  • 自己主張が苦手
  • 安定を重視する
  • 英語が話せない
  • 殺伐とした雰囲気が苦手

それぞれ解説していきます。

競争が苦手

競争が苦手な人は、外資で生き残るのは難しいです。

なぜなら外資は結果主義のため、競争から逃げられないからです。

どれだけ自分が頑張っても、他の人たちがそれ以上に頑張って結果をだしていたら、自分はさらに頑張って結果をだす必要があります。

そんな競争社会の中で、競争が苦手な人は生き残っていけるわけないのです。

自己主張が苦手

自己主張が苦手な人も、外資で生き抜くのは困難です。

なぜなら外資は、個人の結果を尊重するからです。

外資は良い意味でのアピールが大事。そのため結果を出している人は、名前と担当の業務を覚えてもらえます。

逆に覚えてもらえないと、将来的に望まない異動やリストラになる可能性が高いです

なので日頃から会議で積極的に自分の意見を発言するなど、主題的な行動が必須です。

安定を重視する

外資は安定していません。

組織変更は一年に何度も起こり、やることもその度に変わることもあります。そのため、安定を重視する人は不安に陥りやすく、ついていけないでしょう。

僕も安定を求めたタイプですが、長い外資生活を経て、安定は存在しないことを学びました。

変化を好機ととらえ、変化に乗っていく、もしくは変化を自分から起こせる人材の方が、結果的には安定します。なので、変化に慣れた人材を目指しましょう。

そうすれば、どの会社からもひくてあまたで、結果的に安定が手に入ります。

英語が話せない

外資で英語は必須です。

なぜならオフィスの至る所に外国人がいたり、仕事相手が遠く離れた海外の人だったりします。

世界標準語は英語なので、英語が必須となります。

僕も過去英語は話せず、就職してから突然英語の環境になりました。そこから10年、長い時間少しずつ勉強し英語が話せるようになったんです。

英語ができなかったら、今も活躍できていなかったでしょう。

一般論でなく僕の経験上から語っても、外資で生き残っていくためには英語が必須と言えます。

殺伐とした雰囲気が苦手

日系と違い、外資は職場内の飲み会などイベントがほとんどないです。

3ヶ月に一度とか、長いと1年に一度しかないこともあります。また強制参加もありません。実際、僕はコロナになってから、一度も参加してないです。

一方で、仕事以外で会話する場も、関係構築には大事だったりします。飲み会などイベントを大事にしている人は窮屈に感じるでしょう。

また業務範囲もはっきり分かれていることが多く、「私の範囲はここまで」という人が多いので、お互い持ちつ持たれつのような日本文化はないです。

人によっては殺伐と感じることもあるので、当てはまる人は外資に向いていないかもしれません。

外資にフィットするマインドセットが大事

外資転職で失敗する人の特徴を紹介しました。「自分当てはまってるから外資無理かも…」そう思って諦めていませんか?

でも大丈夫!

外資にフィットするマインドセットを持てば、誰でも外資で働けます。

こちらの記事で、外資に向いていない人の特徴から、外資にフィットする方法を解説しています。
≫ 外資に向いていない人の特徴10選|筆者が実践した外資にフィットする方法も紹介

読んで実践すれば、確実に外資転職成功できます。ぜひご覧ください。

外資の転職を成功させるときに大事なこと

転職成功で大事なこと

ここまで失敗談と成功体験の2つを解説しました。

外資転職を成功させる大事なことは、即戦力を意識することです。

外資は日系のように、じっくり育てる文化はありません。入社したその日から、常に結果を評価されます。そのため、自分が即戦力で結果をだせる会社選びが非常に重要です。

会社によってはしっかりと適正を見極めず内定をだす会社もあります。内定は慎重に検討しましょう。

少しでも「違うかな…」と思ったら辞退したほうがいいです。そういうときの人間の勘は、結構な確率で当たります。

冷静に見極められるマインドセットを持ち、転職活動を進めるようにしましょう。

外資に興味が湧いたら転職活動がおすすめ

興味が湧いたら外資転職しよう!

ここまでで外資転職の失敗実例と、その後どう成功したか、具体例が理解できたと思います。

失敗したら終わりではありません。失敗しても、そこから学び戦略を立てて進めば成功できます。

大切なのは、失敗を恐れず前向きに進むことです。恐れず進めば、その力が原動力となり、必ず成功への道が切り開かれます。

もし興味が湧いたら、転職活動をおすすめします。転職活動の第一歩は転職エージェントの活用です。

その際、外資転職には外資に強い転職エージェントを活用しましょう。理由は、外資に強いエージェントは良質な外資の求人を紹介してくれるからです。

転職の成功の鍵は、どれだけ良質な求人に出会えるかです。これから紹介するエージェントであれば、たくさんの良質な求人に出会えます。

▼こちらの記事で、僕も活用し転職成功させたエージェント3選を紹介しています。
≫ 外資転職に強い転職エージェント3選|使えば理想の外資転職が叶う!

まと

Thank you!

ここまで読んで頂きありがとうございました!最後にまとめです。

まとめ

筆者の転職からクビまでの経緯

  • 1社目の将来性の不安とキャリアップを見据えて転職
  • 入社後のイメージを抱かず、早く内定をもらえた会社に転職を決める
  • 入社前の説明と入社後のギャップがあり、適正があわず3ヶ月でクビ

クビになった理由の考察

  • 内定までのペースが早すぎた
  • 異業種・異職種へ無謀にチャレンジした
  • 離職率が異様に高かった

クビになったあとの地獄

  • 毎日やることがない、誰からも必要とされない
  • 収入がなく貯金を切り崩す生活
  • 次の転職先が見つからない

次の外資転職を成功させる戦略

  • 即戦力を意識してじっくり会社を探す

一般的に外資が合わない人の特徴

  • 競争が苦手
  • 自己主張が苦手
  • 安定を重視する
  • 英語が話せない
  • 殺伐とした雰囲気が苦手

転職活動は人生のわかれ道です。

世間では転職を勧める情報が多いですが、僕も転職は大いに賛成です。

色々な会社で働くことは、見識が広がって自分の人生も豊かになるでしょう。

内定を決めるときは、焦らずじっくり考えてください。

内定する会社の選択肢によって、わかれ道が成功か失敗か決まります。

少しでも成功に近づけるには、自分のキャリアをじっくり棚卸しして、即戦力で働ける業種・職種を探すことです。

時間がかかり大変ですが、後々苦労しないためにしっかり取り組みましょう。

この記事がみなさんの転職に少しでも役に立てば幸いです。

★次回の記事をお楽しみに★

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